COLUMN

コラム

一覧へ戻る

オフセット輪転印刷ってなに?

2afee5ab2ebc5ab4c93b763d700a272f_l

 

印刷と一言で言っても、その方法は多岐に渡ります。

 

そこで今回はオフセット輪転印刷についてのお話です。

 

オフセット輪転ってなんだ?と疑問に思うかもしれませんね。オフセット輪転印刷とは、オフセット印刷と輪転印刷のふたつが合わさったものを言います。

 

では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

 

■そもそもオフセット印刷って?

7e57eaa61a9c888627e69b3135f2f2a2_s

 

まずオフセット印刷は様々な印刷方法の中でも代表的な方法で、印刷をする際にイメージが作られている版が紙に直接触れず、間にブランケットという中間転写体に一度転写してから紙に印刷します。

 

オフセット印刷のメリットとして、大量印刷を短時間に低コストで仕上げることが可能です。現在、商業印刷の多くはこの方法で印刷を行っています。

 

 

■ブランケットはどうして必要?

8d817d5fc91393891044dbd8c06de27f_s

 

では何故、直接版を紙に触れさせず、間にブランケットを挟むのでしょうか。

 

それは版を長持ちさせるためです。

 

版を直接紙に押し付けて印刷する方法ではそのつど版がプレスされますので、大きな負荷がかかります。版に負荷がかかると傷がついたりすり減ってしまったりと印刷の品質にも問題が出てきてしまうので大量印刷をするには版を作り直さなければなりません。

 

これでは時間とコストがかかってしまいます。

 

しかし、一回ブランケットに転写することで版への負担が減り、大量印刷も可能になるというわけです。

 

 

■じゃあ、輪転印刷って何?

bdccd774ac439f66393da497c7171b7c_s

 

次に輪転印刷について見ていきましょう。

 

オフセット印刷には輪転印刷と枚葉印刷の二種類があり、印刷される紙が断裁されておらず、トイレットペーパーのようにロール状のまま印刷する方法を輪転印刷と呼びます。

 

輪転印刷機には断裁や折り機能などが付いていて、印刷した後にその工程がなされます。一方で枚葉印刷は既に断裁された紙に印刷する方法を指します。

 

一枚の長い紙に一遍に印刷するので、枚葉印刷より早く、広告などの大量印刷に向いています。

 

 

■印刷技術は進化していく

5a1128404976dc8b7f46bc03092d0e86_s

 

印刷技術は7世紀に東南アジアで生まれたものが最初とされています。そこから様々な進化を遂げて現在の形となっていきました。印刷技術はこれからも進化して行くことでしょう。

 

私達、城南光村もますますの技術の発展に貢献していきたいと思っています。