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城南光村の挑戦

現在、城南光村は「薄紙折り」の限界に挑戦しています。
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薄紙とは、1m²当たりの紙の重さ(坪量といいます)が40g以下の紙のことをいいます。
情報量の多い商品カタログなども、薄紙を使えば普通のカタログよりも格段に薄く、軽く製作することができます。
また、環境負荷が少ないことも薄紙の長所です。

城南光村は20年前から薄紙印刷を手がけており、B縦半栽印刷に日本で始めて成功したほか、現在では主流となっているオフセット輪転PS版(版材に、感光剤を塗布したアルミを用いたもの)の開発にも貢献してきました。

昔は紙媒体が主流だった商品カタログや新聞、広告チラシなども、現代ではインターネットに代替されつつあります。それゆえに紙に求められる役割はより明確に、価値はより高くなってきています。
20年間で磨きあげてきた薄紙印刷の技術や知識経験をもつ城南光村だからこそ、その価値の向上に応えられるものができると信じています。

とはいっても現在挑戦している超薄紙の8ページ折は簡単にできるものではなく、
先日第1回目のテストを実施したものの、印刷時に発生する静電気や摩擦の関係で、失敗に終わってしまいました。

以下の写真はテストの様子です。

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薄紙折り成功までの道のりは遠いようですが、まだまだ諦めるのは早いです。

この失敗を受け、原因や改善方法を社内で検討してから、また8月に第二回目のテストを予定しているので、その様子もこちらのコラムで紹介できたらと思います。

利用してくださる皆さまにより幅広いサービスの提供ができるよう、企業の成長としての歩みをとめない城南光村でありたいと考えています。